北アルプス・五色ヶ原                       富山
                                                  2014.8.18〜20

今年は8月に入ってから天気が安定しない。
8月4〜6日の白山も見送った。
その後、のろのろ台風12号、11号による豪雨の後も前線が停滞するお盆が過ぎた。
8月後半には天気が回復しそうな気配もあり、北ア計画の実施となった。
山小屋6泊の高天原計画です。
室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜大東新道〜高天原〜温泉沢〜赤牛岳〜針ノ木谷〜船窪小屋〜七倉です。
17日出発の予定が、その前日夕に奥飛騨右俣の濁流事故、赤木沢での遭難事故報道があり、急遽中止した。
月末には別予定があり、延期限度を考慮して18日の出発となった。

8月18日(月)
岡山駅7:07〜JR青春切符〜富山16:36 駅前東横イン泊
8月19日(火)曇り 霧
富山駅6:30〜室堂直通バス〜9:00室堂9:30−室堂山ー浄土山ー富山大学立山研究所11:02−龍王岳ー
鬼岳東面12:03−獅子岳13:00−ザラ峠14:09−五色ヶ原山荘14:50

室堂
登山届はターミナル内で指導員さんにチェック頂き出発です。
弥陀ヶ原からは富山平野が眺められたが、ここはガスっています。
早速雷鳥に出会い、室堂山に向かいます。
室堂山頂上には行かず、手前で浄土山に分岐します。
そこから急登の岩道になる。バスから降りた直後なのでキツイきつい。
浄土山を過ぎて富山大学山小屋
一ノ越への分岐です。
ガスの中なので龍王岳は全く見えません。
鬼岳東面
東面の雪渓も短くなっていて迫力ありません。
獅子岳2741m
今回、頂上を踏んだ唯一の山頂です。
黒部湖、一瞬の眺望
お花畑も以後ガスの中
偶々の眺望
ザラ峠を吹き抜けるガス
立山カルデラ
五色ヶ原山荘が見えて来た。
宿泊客は少ない。
お陰で風呂にもゆったり浸かることが出来ました。

夕食時、富山県警山岳警備隊員から先般の事故や登山届の必要性についての啓発指導がありました。
その上、TV画面による天気予報が昨日より一転して悪くなった。
明日昼過ぎまでは持ちそうだが、その後の3日間が雨に変った。それも雷雨注意報である。
最低踏破の薬師岳縦走、折立下山もヤバイ。
稜線上の落雷リスクは避けなければなりません。
明日午後の降雨までには何とか、針ノ木谷を抜けれるだろう。
今回の山行の途中全てをはしょり、初日と最終日を結ぶことにした。
登山計画書をその様に修正して警備隊員に渡した。

8月20日(水)曇り 霧
平ノ渡の10時までに小屋に着けば良い。
余裕を持って6時に五色ヶ原山荘を出発した。
黒部湖が見通せるまで高度を下げると、携帯電話のアンテナが立った。
船窪小屋へ少し遅くなる事の了承と宿泊予約を済ませた。
所がこの後、SSさんが滑って尻もちをついた。
左膝を少し捻ったようで、テーピングをした上にサポーターを付けた。
が、如何せん。

五色ヶ原山荘6:00−9:05平ノ渡10:00−中ノ谷10:28−ロッジくろよん14:16ー黒四ダム15:00
〜扇沢〜信濃大町七倉荘泊
五色ヶ原山荘出発
五色ヶ原を後に平ノ渡へ降下
キャンプサイト
向こうに明るく針ノ木谷です。
この後、膝を捻りました。
平の小屋
釣り客一名が川上に出かけられた。
のんびりした小屋です。
10時の便まで膝の具合を見ながら休息をとる。
やはり無理せず下山に決めた。
小屋の一角から、船窪小屋にキャンセルの電話を入れてダムに向かいます。
船窪小屋は良い山小屋だから是非おいで下さいとのご主人の声を後にした。
乗らず仕舞いの渡し船
下山は下りと思っていたのは大間違いです。
元々の川沿いなら当然下りです。
が、今や水平な湖面に沿って付いています。
良くて水平道なのだが、アップダウンの上にこんな高巻も何ヶ所かあります。
やっとロッジくろよん
ここからは遊歩道なのでテラスでビール、の積りが自動販売機は停止中。
玄関入るも、只今休憩中の張り紙でした。
その上、ダム上で急な夕立に見舞われた。

8月21日(木)
信濃大町7:46〜JR〜岡山14:20
今回の反省、長丁場は避けること。
そうすればもっと荷物を減らせるし、日程調整し易い。
次回は高天原と針ノ木谷だけに絞ろう。これでも欲どおしいか?
                                    トップページへ

inserted by FC2 system