北アルプス後立山縦走             2013.7.22(月)〜27(土)
その1・針ノ木岳

7月22日(月)雨
 新大阪22:49発のさわやか信州号(バス)に乗るべく雨の中、自宅を18時出発し岡山駅に向かった。
駅に着くと豪雨の為山陽本線(吉永〜上郡)が不通とのことである。
時間はたっぷりあるのだが、急遽新幹線に切り替えることにした。
ビールと祭りずしがあるので何の問題も無い。定刻に信州号に乗り込んだが、乗客は半分位だった。
明日以降の天気予報を見てキャンセルが出たのだろう。
実際、稜線上の始めの2日間は雨にたたられたが、後半には止んでくれ山小屋客も少ないのは幸いであった。
ここでGPS縮図で周回ルートを紹介しておく。

この章では扇沢から針ノ木小屋迄を記す。
次いで蓮華岳〜船窪小屋
最終章が烏帽子とする。

7月23日(火)雨
 扇沢6:30−11:05種池山荘12:05−13:58岩小屋沢岳2630.3m−14:38新越山荘
 定刻6時に扇沢に着き、朝食を済ます。生憎の雨のため雨装備での出発だ。
丁度、地元の中学校2年生の団体登山のバス3台が到着した。110名に巻き込まれたら大変です。

扇沢橋の左岸沿いに集合している中学生達の間を縫って柏原新道に入った。
7、8年前の記憶が少し蘇って来る。
しょっ鼻がとても急登だ。
登りは大汗、カッパを脱いで傘にする。
小さな雪渓歩きが2度程ある。
爺ヶ岳登山の中学生達に抜かれることなく種池山荘に着いた。
山荘前面のコバイケイソウが迎えてくれる。
小屋内で雨宿りしながら昼食にはラーメンを頼んだ。
シャクナゲ
これからは稜線歩きになり、お花畑が続く。
キヌガサソウ、アオノツガザクラ、トモエシオガマ等など
途中、岩小屋沢岳を経て小雨の中、新越山荘に着いた。
ローカルな山域で我々の他は数名の宿泊、小さな小屋でした。

7月24日(水)雨
 新越山荘6:00−6:50鳴沢岳2641m−9:01赤沢岳2677.8m−10:10スバリ岳2752m−12:13針ノ木岳2820.6m−13:15針ノ木小屋 

新越山荘出発
正面左が蓮華岳、右に針ノ木岳、いずれも山頂はガスだが今の所未だ雨は無い。
小雪渓の後、ルートを逸れ草滑りの登攀紛いもあったが、楽しい稜線だ。
鳴沢岳
黒四ダムを見下ろす。
昨年泊まった黒四ロッジや大観望も見える。
地図では丁度この下辺りが針ノ木隧道である。
赤沢岳
あっという間に雨になって来た。
スバリ岳
命名の謂れは?だが、
この山は大山の墓場尾根の様な不気味な崩壊様相からしてスベリ崩れるから来ているのではなかろうか。
土砂降りになって来た。
頂上で写真1枚撮るのが精一杯です。
針ノ木岳

土砂降りの雨の中を針ノ木小屋に辿り着いた。
受付は後回しにして直接乾燥室に飛び込み頭から靴、ザックまで広げる。
悪天候とはいっても、さすがにこれまでの小屋より賑わっているのでハンガー不足です。

夕方、これ迄にない方向からの眺望に今日の疲れが吹っ飛びました。

明日から向かうのが北葛、七倉、船窪、不動、烏帽子だが天気次第と決めた。
朝雨なら雪渓を下山する。此処から烏帽子は高度差と難所の連続なので又出直しても良い。
本気でそう決めて就寝した。
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