岡山鳥取県境歩き(中央分水嶺)Part9 剣月乢〜剣山〜明智乢〜蓬平山〜蓬乢               2013.2.14(木) 晴

自宅を出るときの気温はプラス1℃、さすがに立春を過ぎると冷え込みは無い。
だが千屋に近付くにつれ気温はマイナス4度になった。峰の上部には樹氷か積雪か。
昨日降ったようで、田圃一面真っ白になって来た。
空は真っ青で天気も最高、楽しい雪上歩きを期待して、180号を右にそれ井原地区の蓬(よもぎ)集落に向かう。

県道443
大井野に続く道だがここ蓬(よもぎ)地区以東は冬季通行止めだ。
下山はこの井原川に沿って下ることとして、K車をデポさせて貰う。
明智トンネル
F車をこのスペースの隅に置いて出発です。
明智トンネル8:33−剣月乢8:55
−剣山962m10:05−明智乢10:39−
昼食11:44〜12:13−
849コル12:39−蓬平山1085m13:50−
蓬乢14:49−蓬16:08

蓬平山は私称だが、蓬地区の一時代前の山菜刈場だったらしい。
その昔、蓬乢越えで鳥取側に買い物に行ったそうな。
さあ、本日の県境歩きの始まりです。
これ迄にない雪に恵まれたようでひと上りの後、直ぐにカンジキを付けた。

オ、オ〜
全く予期せずに、大山ではないか!
気持ちの昂りを抑えながらカンジキを履く。
本日KK夫はスノーシューです。

今日は高見に出ると必ず目に入る山行になった。
その真っ白な大山も、午後には南壁の所々が雪崩落ちたのだろう、
黒い地肌が何カ所も現れていた。
快適な天空歩きです。
時々立ち止まっては・・・
大山を眺めます。
この写真のタイトルは〜陰
剣山頂上は近い。
剣山頂上
バックは花見山です。
360度の大展望
二人ともバッチリ決めていますね。
これから一旦明智乢に200m下降して300m上り返しです。
階段と思われる登山道は雪の下、結構な急斜面を下ります。
天気は良いし雪状態も申し分なし。
大山に癒されます。
明智乢
此処は新見市の健康の森、良く整備されています。
少し上がった所に峠の三体地蔵がありました。
300m上って大山を眺めながらの昼食です。
大山の手前は宝仏山、右手が毛無山です。
写真左手100m程先に3等三角点(点名明智峠)がある筈ですが、
寄りませんでした。

さあ、849コルに向かって100m少しの下降です。
そして200m登ると、思いも寄らぬ大平原に出て来ました。
感激に、頂上に向かって五体投地です。
大山も覗いています。
冬、誰も訪れぬ天空の草原に大感激!
頂上に向かって意気揚々と前進しました。

冒頭の地図説明に記したように、下山して地元の方にお話を聞き、
無名峰ではインパクトなく、ヨモギダイラ山と私称する次第です。
その蓬平山ピーク(1085m)での記念撮影
360度、何も遮るものは無いなだらかな頂上です。
雪が抜けて右足をとられて、セルフタイマーがパチリ!

蓬平山頂上

さてここの県境は非常に難しいです。真っ直ぐ伸びる尾根は県境ラインではなく、井原川方向に伸びている。
100m程引き返した辺りが県境なのですが、全く尾根はありません。
地図で確認するとずっと下の方で尾根は張り出すのだが、上部に居ると全く不明です。
右へ左に振りながら下降すると、植林と自然林に分れているのが県境ラインと気付きます。
そして土塁と鉄条網も現れて来ました。
こんな時にはGPSがあればこそです。

蓬乢から延々3km、1時間20分の下りです。
次はこれを上ることになる。

苦しいことは直ぐに忘れて、また登りたくなる、山って不思議ですね。
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