西穂高独標(2701m)・西穂高岳(2909m)・乗鞍岳(3026m)    岐阜
                                       みつがしわ山の会創立20周年記念登山
                                       2012.7.31〜8.2

今年の夏山山行は会創立20周年記念事業として企画した。
まず3月中旬に西穂山荘に35名の予約を済ませて後、参加者を募った。
6月末の集計では40名にのぼり、増員変更を入れたものの最終参加者は当初の35名がずばり当ってくれた。
去年も一昨年も25名に届かなかったのと比べると、これ迄にない大勢になったものだ。
平均年齢が70歳を超える会なので、本隊は独標であり、西穂本峰は別働隊ということになる。
別働隊は多くても15名が手一杯、その為に、和気アルプスの岩稜ルートの登下降の訓練を兼ねて人選をしなくてはならなくなった。
2日間の訓練の末、別働隊希望者は13名に収まった。

7月31日(火)
岡山駅西口6:00〜バス〜14:00新穂高温泉〜ロープウエー〜15:00西穂高口−16:40西穂山荘泊

新穂高ロープウエーの窓から望む槍ヶ岳
このロープウエーは高度を一気に2150mの西穂高登山口に上げてくれる。
そして歩程約1時間半のアップダウンを繰り返すと西穂山荘だ。
西穂山荘に到着した。
此処からは上高地の向こうの六百山と霞沢岳が見える。
翌朝早立ちの西穂本峰組13名は独標組22名と分かれて就寝することにした。

8月1日(水)
西穂高独標(2701m)西穂高岳(2909m)
西穂山荘4:30−4:48丸山−5:42独標6:00−6:35ピラミッドピークー7:36西穂高岳8:00−9:32独標9:43−
10:46山荘11:20−12:30西穂高口〜ロープウエー〜13:30新穂高温泉ー14:15ひらゆの森泊

西穂主峰組13名は暗い内に山荘出発した。
遠くの乗鞍、手前の焼岳に朝日が射してきた。
丸山に着いた、A班6名。
大分明るくなって来たが、御来光は未だ前穂の陰だ。
丸山に着いたB班7名です。
独標はもうすぐだ。
独標
背後は笠ヶ岳です。
独標からの下りを心配したが、急傾斜の岩が崩落し、その補修工事により以前より安全になっていた。
次々と岩稜尾根は続きます。
慎重に慎重に!
前を行くB班
ピラミッドピークはもう直ぐです。

手前の男性は救助隊員です。
今朝私達より早く出発した60代の女性が滑落している現場です。
この時、50m下で救出を待っているのでしょう。
骨折と打撲で命に別条はなかったのは幸いで、ヘリへの吊上げは後から来た我々の独標隊が目撃していました。
より真剣になります。
ピラミッドピーク
さあ次に目指すは中央に聳える西穂主峰です。
前のB班は2峰のトラバース中です。
あと数歩、主峰に到着です。
西穂高岳主峰
Ymさんと5人の空間に槍が見えていますよ。
ここから先は間ノ岳〜天狗の頭〜ジャンダルム〜奥穂のバリエーションルートです。
2年前やっと踏破したがそれも3年越しのことであった。
西穂高岳からの眺望
中央遠くに先週縦走した立山も見える。
中央左が鷲羽岳だ。
槍から伸びている西鎌尾根、この8月下旬にこの稜線1周(笠ヶ岳まで)を登山計画中です。

これが実現すれば、白馬から焼岳までの北アルプス主稜線を全踏破するのに針ノ木稜線を残すのみになります。
笠ヶ岳です。
さあ西穂高岳を下ります。
独標も目の前になった。
独標の下り
西穂山荘到着
仲間の皆の出迎えを受けました。
西穂主峰組の記念写真(F撮影)

全員何のトラブルも無く帰着し、予定より2時間も早く宿舎のひらゆの森に着いた。
露天風呂でゆっくり汗を流し、記念山行の内のメイン登山の無事を祝して乾杯!

8月2日(木)
乗鞍岳
(3026m)
ひらゆの森7:00〜バス〜8:10畳平8:25−9:16肩の小屋−10:19剣ヶ峰10:30−12:50畳平13:00〜21:20岡山駅西口

お花畑を通って山頂に向かう。
今を盛りに咲いています。
ハクサンイチゲ
クロユリ
コマクサ
コロナ観測所への道を右に分け、コーナーを回ると目的の剣ヶ峰が見える。
やっと稜線まで登ったが、岩礫の道はまだ続きます。
左手の砂礫はコマクサの大群落です。
右手下の権現湖
頂上は狭く混雑しているが、奥宮は暇そうですね。
1等三角点
年期が入っています。

そろそろ下ることにする。
登ってくる大行列が見える。
新採用の岐阜県教員300名に団体登山の中学生達で、帰路は大混雑でした。
定刻にバスに乗り、岡山に着いたのは夜9時過ぎでした。お疲れさまでした。

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