岡山鳥取県境歩き(中央分水嶺)Part1               2012.12.18(火)小雪

昨冬は岡山県内の雪山稜線繋ぎ、特に花知ヶ山界隈を楽しんだ。これらは延べ19日にもなった。
その時の話、次は県境繋ぎに挑戦してみようと夢は広がった。
今冬中にどれだけとか、目標は課さずに、気楽に遊んでみることにする。
まずやる気の高揚に、K車、F車共にスタッドレスタイヤは新品に替えて臨むことにした。
これ迄に何人、何組も踏破されていますが、
特に(社)日本山岳会創立100周年記念事業としての中央分水嶺踏査報告を参考にさせて頂くことになります。
宜しくお願い申し上げます。
そして歩くにあたり、GPSを頼りにせず(持っていない負け惜しみかな?)、地図とコンパスと勘を頼りに遊んでみようと思います。
これまでの経験でも、間違えば間違ったで、それが格別な味わいとなるものです。

初回は最西の新見市神郷から始めた。参加者はKS、KT、SN、FNの4名です。
県道11号木谷峠K車9:17−P737m10:45−4等三角点田辺11:31〜11:55−鞍部昼食12:20〜12:39−P1064m13:23−下山点コル15:05−F車15:51

枡目1km

北に向かうにつれ小雨模様になりワイパーを付ける。
足立から県道12号を西に入り、三室ダムを通り地方道を三室集落の奥に着く。
三国山登山口に通ずる林道にF車をデポし、K車に4名全員が乗り込む。
そして来た地方道をそのまま奥に進む。
狭い道だが、先程は大型のトラックに出会ったので通行に問題無かろう。

神郷スキー場入口前を抜け、県道11号を左折し県境の木谷峠に着いた。
鳥取側に入り、Uターンして路側にK車を駐車して出発です。
林道を南に入り直ぐに稜線に上がる。
小雨は次第にみぞれから霰に変った。
歩き易い稜線にルンルンです。
ところがどっこい、落ち葉と混じった雪で急斜面は滑り易くて大変だ。
10:45 P737m
私達は記念の第1号テープを結びました。いつものオレンジです。
県境稜線はさすがに登山者は殆ど居ないのでしょう。
登山者が付けると思われる煩雑なテープナビは全く見当たりません。
上のピンクは国土地理院、黄色は植林の境界らしいです。

稜線には県の境界標識が点々とある。
往年を偲ばせる土塁や危ない鉄条網(1ヶ所のみ)も残っていた。
熊か?
足跡が前方に延びている。
笛を吹くやら、大声を上げる。
私は上下赤のカッパだ、闘牛なら一気に突っ込んで来るだろう。
熊もそうじゃなかろうか?
ここは人間の領域じゃない、赤カッパを悔やむ。
ナムサン!
11:31
4等三角点(点名田辺)1031.5m
ここ以西の岡山鳥取の県境界に三角点はない。
勿論三国山にも無いのである。
稜線最西の三角点には当然オレンジリボン
所がここで不覚にも進路を違え、25分のロスをしてしまった。
雪で倒れているようでも10〜20cmでは笹を漕がねばなりません。
雪上を歩く方が良いのか微妙な所でした。
この後小尾根に入り込み、林道に下りてしまったが、並行している県境尾根に再度登り返した。
15:05
折れ木にテープを付ける。
あと1ピーク越えれば一般登山道に合流する筈だ。
だが3時になったので、今日は此処までとし、下の林道に下ることとした。
ヘアピンは雪斜面をショートカットしながら略真っ直ぐに下った。
15:43
三国山登山口への林道分岐
15:51
やれやれ、F車に到着です。

次に此処に来るのはいつになるだろうか?
このページ作成しながら足首の腫れに相談しています。

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