大山                        鳥取県
                             2010.12.11(土) 曇  アルパインクライマーズクラブ岡山 9名

前線通過で今日の天気は荒れる予報だが、早朝の大山寺は思ったより平穏だ。
大山寺橋も凍結していない。
雨になれば最悪だが、その準備も万端にして出発した。          

大山寺夏道登山口8:00−6合目10:00−11:20頂上避難小屋12:25−6合目13:00−大山寺14:00

登山口で積雪30cm程度か、適度に緩んだ歩き易い今冬初の雪道を登る。
ブナ林の中なので風は当らないが、時折上部の枝を鳴らす強い風音はある。
幸い雨はなく、8合から上で吹き飛ばされない程度なら儲けものである。

3合目で一息入れる。
6合目避難小屋前で小休止、アイゼン装着。
ここまでで強風のため下りてくる数人に出会ったが、今日は未だ頂上に向かった者はいないようだ。
8合、9合の木道では耐風姿勢で立ち止まる事が数回あったが、吹き飛ばされる程でなく、予想したほどの大荒れではなかった。

頂上避難小屋
小屋手前で地元の方に先頭を譲ったが、我々の後に数グループが続いて来た。
一番奥に入って昼食
精々1mの雪なので中は明るい。
熱いお茶を飲み、腹ごしらえも済んだ。
ゆっくりし過ぎては体も冷える。
あとはさっさと下るのみ。
下りは快適、6合目でアイゼンを外す。

2時に南光河原Pに下山した。
今日のもう一つの目的は労山主催の遭難予防についての講演を聞くことである。
コーヒを飲んだ後、会場のモンベル大山の2階に入った。
既に大勢の参加者で埋まっていたが何とか座らせて貰った。
関西大学の青山千影先生の講演は米子労山の岡田会長の司会で3時に始まった。
前半はトムラウシ事故に関する考察で後半は道迷について実験結果を交えての講演であり、
活発な質疑を交えて3時間に及んだがあっという間であった。
今回の講演には無かったが、冬山ではトムラウシの気象条件以上にホワイトアウトなど、より過酷な条件がある。
的確な判断や迅速な行動は訓練や経験を積まなければならないだろうが、
今日のACCOのアイゼン歩行研修を振り返っても大いに反省点はある。

山行のための基礎体力、確実な行動など。
少なくとも他人に迷惑はかけぬよう努力したい。

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