霧島山縦走     みつがしわ例会 24名

                               平成16年6月2日(水)〜4日(金) 曇

梅雨に入ったとはいえ、梅雨前線は南海上に下がり,爽やかで気持ちよい。
8時過ぎの岡山駅新幹線ホームには20名程の山行メンバーが集まった。
ホームでの話題は佐世保の小六事件と肝心の3日(登山日)の天気だった。
3日だけ予報が良くない。皆、良くなることを期待してレールスターに乗り込んだ。
山行の結果や如何に。
博多でリレーつばめに乗り換え、新八代からは今年開通した九州新幹線、つばめだ。

車窓の景色は昔懐し、イグサの田圃。
車内は明るく広く感じる。
座席は木製の台座にゴブラン織のクッションがシックである。
女車掌さんはキレイな上に、説明姿は床に膝つけである。これには驚いた。
ストッキングがいくらあっても足るまい。
集合場所の鹿児島中央駅西口
小さな画面はクリックして下さい。

鹿児島駅からは貸し切りバス。
途中空港近くの西郷公園に立ち寄り、えびの高原の宿へ着いたのは4時前だった。
硫黄の臭いがする、えびの高原。
ゆったり露天風呂に入る。
夕食は宴会。
ビールの人あり、薩摩焼酎の人あり。
花谷CLの挨拶の後、一人一人自己紹介。
そして、いつもの様に歌に手拍子で盛り上がった。
おやすみなさい。
6月3日 7:40
予定より10分遅れで宿を出発した。
周りや西の空は明るかったが、韓国岳はガスに包まれていた。
海上には強風波浪警報が出ていて、波高は5、6mとのことである。
硫黄山近くでガスがかかるが、西を見ると晴天域である。
ガスも切れたり、かかったりで登高に合わせ逃げて行くようにも見え、期待を持つ。
ミヤマキリシマ
潅木帯を過ぎ、5合目あたりの赤茶けた溶岩を行く。
登山道の左から火口を覗くが何も見えない。
強い北東の風が吹き上げてくるだけである。
韓国岳山頂 10:00
ペースは予定より10分の遅れだけである。
参加者は花谷CL、中田SL、河本、藤原、安藤さんたちをはじめ、女性11名、男性13名計24名であった。
直下まで登られたが、ペースメーカーを付けておられる中務さんに随伴して武田さんが引き返された。
韓国岳からの縦走路下りは、思いの他急な上に、雨上がりで滑りやすい悪路だった。
さながら、U字に切れ込んだ塹壕である。
この下りに2倍程の時間がかかった。
途中の木立の中で昼食を摂り、食べ終わるとすぐに出発した。
そしてやっと上りにかかる。
ここはなんと、すごい強風である。
12:50 獅子戸岳
強風と行動時間を考慮し、CLはここからエスケープする決断を示された。誰一人異存は無かった。
風当たりの強い場所に出ると、大型台風並みの風速3〜40mはあろう。
下山途中、新燃岳まで行った登山者に聞くと、黄色のロープで通行止めになっていたそうである。
先見の明ある決断だった。
強風下を下山する。
今回のエスケープは新湯林道コース、私は去年も台風のため大浪池コースへエスケープした。
次は完全縦走出来るだろうか。



4:00 
新湯温泉へ全員無事に下山し、ほっとして迎えのバスを待っています。

今夜の宿は霧島ハイツ、昨晩に負けずにぎやかな宴会が盛り上がりました。
6月4日(金)
霧島神宮の朝は神聖降臨の御光が輝いています。

御神木

鹿児島中央駅で解散後、フェリーで桜島へ。
珍しいアコウの木(中央) 噴煙上がる南岳(右)
北岳の稜線の下に登山道が見えるようですが、登山は禁止だそうです。
この日、開門岳登山を目指した気力の人たちもいました。成功を祈る。岡山駅帰着夕6:30でした。

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