ヤラピーク登頂速報

11月6日(土)
早朝3時35分、真っ暗だが満点の星の中をヤラカルカB.C(標高4550m)を出発した。今日の行程は12時間で標高5520mのピークに登頂して帰る。このピークはヒマラヤではDクラスながら、クライミング申請を要する山である。
当初、隊員は6名であった。1名は都合で帰国し、昨日更に1名が高山病のためヘリコプターでカトマンズへ下山した。2名は少し低いツェルゴ・リに登る。
結局、ヤラピーク登攀は大内氏と私、それに経験豊富なツアーリーダーの鹿田氏だけとなった。この3名が若くて強靭なクライミングシェルパ2名に導かれた。ラクパ・ドルジェ・シェルパ(29)とオン・チュー・シェルパ(21)である。  

昨日の救助ヘリ
左奥に白く見えるのがヤラピーク
8:30
氷壁にとり付く。
シェルパがフィックスロープを張り、ルートを作ってくれる。
あちこちにクレパスがある緩斜面で一休み。
眼前はポンゲンドプク
5930m
11:00
頂上
左からラクパ・ドルジェ、オン・チュー、私、大内氏
この環境では30センチ登っても息がハーハー、ゼーゼー、心臓がパクパクでした。山を下り、BCが見えた。涙がこみ上げてきた。
4:20帰着
足はもう一歩も前に出ない。疲れた。

以上が登頂のあらましと無事に帰国したことの報告です。ヒマラヤの景色や見てきたことなどは、整理しながら順次載せてゆきます。まずは速報として。

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